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[楽譜] 佐藤卓史:オーボエ、ホルン、ピアノのための三重奏曲

¥4,400 税込

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佐藤卓史入魂のオリジナル作品、独特の世界観で好評の「トリオ」が改訂を経てついに出版。オーボエ・ホルン・ピアノという珍しい編成のための貴重なレパートリー。
スコアのほかオーボエ・ホルンのパート譜添付。
[難易度] ★★★★★

楽譜「佐藤卓史:オーボエ、ホルン、ピアノのための三重奏曲」
[仕様] 総譜+オーボエパート譜+ホルンパート譜セット、OPPカバー付
・総譜 A4サイズ60ページ・カラー表紙
・オーボエパート譜 A4サイズ12ページ
・ホルンパート譜 A4サイズ12ページ

[収録曲]
佐藤卓史
Takashi Sato (1983- )
オーボエ、ホルン、ピアノのための三重奏曲 (2002-2011/2017改訂版)
Trio for Oboe, Horn and Piano (2002-2011, revised version 2017)
I. Moderato
II. Andante
III. Adagio - Vivo

 こどもの頃、作曲家に憧れていた。あるとき、作曲家になるのに勉強すべき事柄のあまりの多さに気づいて、その道を志すことを諦めたが、ただ憧れだけが残った。それからも折に触れて作曲の真似事をしては、自分の技術の拙さを思い知ったり、数多の大作曲家が楽譜に込めようとした想いの一端を追体験したりしている。
 この作品の原型となった単一楽章のトリオを作曲したのは、ちょうど「絆」の第1回公演と同じ2002年のことである。是澤悠・安田健太の両名とコンサートを催すことになったが、オーボエ・ホルン・ピアノという編成の作品は少なく、プログラムに彩りを添えようということでオリジナル曲を書き下ろしたのだった。その後2011年にも同じメンバーで演奏の機会があり、このときに後続する2つの楽章を書き足して全3楽章のトリオとなった。本日の演奏にあたって、演奏時間の短縮、奏者の負担軽減を目的に改訂を行い、他の奏者にも幅広く演奏していただけるよう決定稿を作成した。今の自分から見て未熟な部分も多いが(とくに第1楽章)、その時々にしか感じ得なかった感覚が残されているように思い、楽想の大幅な変更はしていない。
 作品の特徴としては、「多楽章ソナタの古典的形式を踏襲していること」(第1楽章はソナタ形式、緩徐楽章は三部形式、フィナーレはロンド形式)、「旋法を多用していること」(第1楽章はドリア、第2楽章はフリギア、第3楽章はリディアの各旋法が基調)、「循環形式を用いていること」などが挙げられる。これらの手法は、奏者と聴衆の双方にとってわかりやすく親しみやすい作品となることを願って採用された。加えて、古代に起源を発するオーボエとホルンという2つの楽器の、音色の原始的な魅力も念頭に置いて作曲した。
 初演以来、作曲者兼共演者からの無理難題にお付き合いいただいている是澤悠君と安田健太君に心から感謝する。
(佐藤卓史・改訂版初演時のプログラムノートより)

[定価] 4,400円(税込)

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